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【詩】雨音
雨音って不思議だ

普段何気なく
雨の降ってる様子を
ぼんやり眺めてても
その雨音って
さほど気にしたことがない

みんなでいるとき
強く降ってる
外の雨を眺めて
道路に打ちつける
雨音を聴いていると
嬉しくなったりもする

二人でいるとき
窓の外の物干し竿から
雨の雫が落ちる様子を眺め
小気味良い雨音のリズムに
酔いしれたりもする

一人でいるとき
しとしとと降る雨の中を
水溜りを避けるように歩いていると
傘を掻い潜って体を濡らす雨が
うっとうしく感じる

けど・・・
部屋の外の雨音は
なんだか自分を励ますリズムを
奏でている気がしてならないことがある

雨音って不思議だ
まるで僕の心を見透かしているようだ

雨音って不思議だ
意外にも僕の心を癒してくれる
そのリズムに抱かれて眠ろう


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【詩】新着メール
部屋に戻ると
携帯の着信を確かめる

君からの着信はない
電話の向こう側の君は
何をしてるのだろう?
元気でいるならそれでいい・・・
笑顔でいるならそれでいい・・・



ポケットの中の
携帯の着信を確かめる

君からの着信はない
電話の向こう側の君は
心傷め落ち込んでいないだろうか?
悲しみで涙していないだろうか?



テーブルの上で
マナーモードの携帯が踊る

届いた君からのメール
電話の向こう側に君がいる
俺への想いを活字に変えて
液晶のパネルから温もりを感じる




二人は確実に繋がっている
君は俺の温もりを感じてくれるだろうか?
今の俺は・・・
君からのメールで救われている




携帯のイルミネーションが光ってる
新着メールを確かめ俺の心は熱くなる
液晶パネルの向こう側に
君の笑顔が見えた気がした




ありがとう
俺の笑顔を届けたい・・・



【詩】海と生きた男の証
潮風が吹き
潮騒が聞こえる
この場所で・・・
あなたは僕たちを
迎えてくれた

その時が刻んだ
しわの深さも
海で生きる男の証・・・

時に・・・
厳しく険しい表情
激しい口調で
真っ正面から
若者に向かって行く姿も
心の中の優しさ・・・
僕には、
ちゃんと解っていましたよ

どうして、そんなに頑固だったんでしょうね
どうして、そんなに子供のような笑顔でいられたんでしょうね
どうして、そんなに優しかったんでしょうね

僕には・・・
すべてが憧れでした
すべてが目標でした

あなたがいつも見ていた海
僕も大好きな海です

この海が・・・
永遠に波動を繰り返していくように
この海を見た人々は
あなたのように優しくなっていくんですよ

僕たちは・・・
あなたの生きざまを忘れません
あなたの残した言葉を忘れません
あなたの生きた証は
僕たちが一生懸命に生きることですよね

潮風が吹き
潮騒が聞こえる
この場所で・・・
あなたは僕たちを
迎えてくれました

その時が刻んだ
しわの深さも
僕には憧れでした

今は安らかにお眠り下さい



【詩】天からの言葉
悲鳴と泣き声に包まれるベットの上には

勇汰が眠っていた

安らかな寝顔で眠っていた

今、勇汰は永遠の眠りについた

それまでの病魔との闘いが嘘のように

穏やかに眠っている・・・



そのとき俺は・・・

からだの隅々の力が抜け

胸だけが強く締め付けられ

瞳から流れ落ちる涙を止める術を失った



気が付くとベットの横に跪き

冷たくなっていく勇汰の小さな手を握り

「よく今まで頑張ったな!」

届くはずもない言葉を

何度となく掛けていた




やがて勇汰は灰になり

天へ辿りついた

俺は空を見上げ

悲しみから解き放たれぬまま

心で勇汰の名を叫んだ




俺の脳裏で

勇汰の想い出が駆け巡っていた

闘病中、見舞いに行くと

こっちを見て笑ってる勇汰の姿がある

つられて笑ってる俺の姿がある

俺は・・・

ベットの上で笑ってる勇汰が好きだった

そんな想い出が幾度となく脳裏を巡っていた



ある日・・・

俺は天を見上げ

いつものように

心で勇汰の名を叫んだ

一瞬あたりは静寂に包まれ

「とうちゃん、笑ってよ!」

言葉も覚えぬまま天へ昇った

勇汰の心の声が聞こえたような気がした



天を見上げるとき

そこには勇汰がいる

勇汰が見守ってくれている

勇汰は俺が笑顔に戻る日を待っていた




その日以来・・・

俺は笑顔で天に向かって

勇汰の名を呼び

「とうちゃん頑張るよ!」

そう言うようになった



晴れた日は・・・

空がやさしく俺に微笑んでる

そんな気がしてならない



「勇汰、とうちゃん頑張るよ!」



【詩】強がり
時々・・・

言い知れぬ孤独感を感じる時間がある

俺は一人ぼっちなんだなぁ~



普段は全く感じることもない

この孤独感・・・



特に友達じゃなくても

誰かがそばにいれば感じないのに

一人の時間が怖くなる



近くに置いてある

電話に目を向ける・・・

こんな日に限って電話が鳴らない

仮に電話が来ても

嬉しい電話とは限らない・・・

そう思って電源を切る



おそらく・・・

俺のことは誰も気に掛けていない

一つ一つ大切なものを

失っていくんだろうなぁ~

最後は一人ぼっちになる



普段は全く感じることのない

この孤独感・・・



俺の心・・・

今は制御不能状態かも

それでも強がるしか能がない

それでも現実から逃げたりしない

それでも楽な方に流されたりしない

それでも・・・

みんなの前では精一杯強がって笑おう



そう強がってみても・・・

今は、この孤独感から抜け出せないでいる



窓に当たる雨音が・・・

さらに俺を深い孤独に誘う



【詩】母の笑顔
お母さん。

バスに乗りたい!

そう言っては

母と一緒にバスに乗り

運転席の真後ろの座席に腰掛て

そこから見える運転席を観察していた



お母さん。

凄いよ!

ハンドルがあんなに大きい♪

スイッチがあんなにいっぱいあるよ!

そう言っては

運転手さんが計器類を巧みに操作している姿に

目を奪われていた



幼い頃に夢見た仕事でした

それを見守っていた母の姿がありました



あれから…

いくつ夢を見てきたのだろう


僕は今…

鋏を手にして

お客さん相手に楽しく仕事をしている



この夢は…

最初はあきらめから始まった

したい仕事も見つからず

両親がしているからと言うだけで

とりあえずのつもりだった


夢は日に日に育っていった

店に立ち

同僚に出会い

お客さんと接する中で

日々育んできた



僕は幼いときから

目に入るものに憧れ

出会った人に影響され

その繰り返しで今日まで生きてきたんだなぁ



お母さん。

お母さんと一緒に乗った

バスの座席から見た景色…

バスの座席から見た夢とは違うけど…

僕は今…

楽しく仕事してるよ

お母さんが好きだった

お母さんと同じ仕事をしてるよ

お母さんと一緒に仕事したかったけど

僕は…

お母さんが仕事をしていた姿憶えてるよ

お母さんありがとう。


僕が一番にあこがれてたのは…

お父さんと一緒に楽しく仕事をしていた

お母さんの笑顔だったんだよ♪



お母さん、本当にありがとう。



【詩】現実逃避?
お前だけが
寂しいわけじゃない

お前だけが
苦しいわけじゃない

誰も・・・
寂しさから抜け出し

誰も・・・
苦しみから逃れたい

快楽に溺れ
現実逃避したいことは
誰の胸の中にもある


何故お前は・・・


お前の歩く道の上に
他の誰かはいるか?
愛する誰かはいるか?

お前が一人で
快楽を求めるのは勝手なこと

だが・・・
お前の求める快楽によって
他の誰かを傷付ける可能性が大きい

いや・・・
傷付けるだろう!

お前の快楽のために
人をもてあそんで何が楽しい

一度でも
快楽のために人を傷付けてるなら
俺はお前を許さない
他の誰かが許そうとも

おそらく・・・
既に何人もの人を傷付けてきたのだろう
俺は生涯許さない
他の誰かが許そうとも

お前のしていることは
現実逃避ではない
破壊だ!


俺はお前に同情などしない



【詩】崩壊
少年のころ…


公園の砂場で

友達と仲良く

砂山を作って遊んでいた

その砂山は

一緒に作った友達との

仲良しの象徴でもあった


トンネルを掘っていると

その上の壁が崩れてきて

はじめのころは

何とか元に戻そうと

頑張っていた


崩壊する場所が

徐々に増えはじめ

それでも僕は

なんとか元に戻そうと

頑張った


いくら頑張っても

砂山の崩壊を止めることは

出来ない


そのうち誰かが

砂山を手でかきむしるように

壊しはじめた



その様子を見ていた僕は

寂しい気持ちに襲われた


最初は1人がはじめたこと

・・・・・・

間もなく2人になった

僕は思わず

「やめろよ!」と叫んで

崩壊されていく砂山を

元に戻そうとした


壊そうとする力は

戻そうとする力よりも何倍も強く

僕はいつの間にか諦めていた



誰かが笑いながら

砂山を踏みつけはじめた

・・・・・・

いつの間にかに

僕もその輪の中で笑っていた



砂山は跡形もなくなった



荒れた砂場を見つめ

後悔が僕を襲った



【詩】いい音楽に包まれて
日常の忙しさに追われて

俺の目の前に据え置かれている

この機械仕掛けの箱は

俺が使ってるんだろうか?

俺が使われてるんだろうか?

人と接してる時間の楽しさとは違い

バーチャルでのコミュニケーションに酔いしれる

我に返ると虚しさに包まれる

ここにいる俺は充実した時間を過ごしてるんだろうか

活字だらけの仮想とも思える温もりだけじゃ

何かが足りない…

淋しさに襲われそうな時間を

いい音楽が包んでくれる

心地よいリズムが癒してくれる

いい音楽に包まれて

心の隙間が埋まっていく



【詩】BAR
ロックグラスの中で

ゆっくり溶ける氷

グラスを鼻に近づけると

ジャックダニエルの

コクのある香りに包まれる

丁寧にカットされた

ガラスのように透き通る氷は

その時"カランッ"と

グラスとぶつかり合い

心地よい音を響かせる

カウンター越しで

シェーカーを振るバーテンダー

ここに集まる人は

いい男と…

いい女…

ゆっくり時が過ぎる

やがて酔いが深まる

そして宵が深まる

静かに癒しが深まる



【詩】原点
閉店後…

看板、照明、全ての機材の電源が消されて

ただ、店の一番奥の狭い部屋の照明だけが灯されている

この部屋の北向きには窓があり

すぐ裏の物置が邪魔で

特に夜は、外の明かりが差し込むことはない

俺はこの部屋のテーブルの前に立ち

その隅に置かれた砥石を見つめている

テーブルのすぐ横には

ホロー製の大き目の流し台があり

その中に水を溜めて

いくつもの砥石を沈めてある



俺の手の中には

一本の剃刀が握られている

しばらく砥石を見つめていると

一つ深呼吸をした

そして一歩砥石の方に近づき

ゆっくりと剃刀を砥石の上に乗せた



"シュー、シュー、シュー"



剃刀は、ゆっくり砥石の上を滑りはじめた

今では店で使うことのなくなった、この剃刀…

俺は、何かを思い出すように

時々、こうして砥石に向かう



"シュー、シュー、シュー"



無音に近い店の中で

砥石の上を滑る剃刀の音だけが聞こえる



"シュー、シュー、シュー"



砥石の上で剃刀を滑らせながら

子供の頃、同じように剃刀を研いでいた父の姿を思い出していた



"シュー、シュー、シュー"



俺は幼い記憶を辿った…

祖父もまた、同じように剃刀を研いでいた



そこには、仕事にかける静かな情熱があったはず

そこには、仕事にかける熱い想いがあったはず

僕は確かめるように砥石の上を剃刀を滑らす…



祖父の想い…

父の想い…


今では使うことのなくなった剃刀を研ぐことで

俺の仕事の原点を呼び覚ます

明日の出会いのために



【詩】あの日と同じ海
去年の夏、あいつと二人できた同じ海

真冬の深夜、砂浜に一人たたずんでいる

風はそれほどない

空気が凍てつく

時々、耳元をかすめるように音を立てて北風が通り過ぎる

俺は首をすくめてダウンのジッパーを

一番上まで引きづり上げた

キラキラと月明かりに照らされる海面

薄ぼんやりと遠くに見える水平線

あの時見上げた青空

今夜は満天の星空

手をかざしても覆いきれないほど

眩しい日差しの中

俺たちは戯れていた

あの日とは全く違う海の表情

少しの疑いもなく俺を向かえ

優しく包んでくれている



周りには誰一人いない

空には月と星

そして、その光は海面を彩る

時折強く

そして、優しく引いていく波の音色

その全てを俺一人が独占している

どれくらいの時が過ぎただろう

気まぐれに吹き抜ける潮風が

ほんの少し温かく感じてきた



俺は遠くの水平線を見つめ

この広い海の向こう側でも

俺と同じように

俺と向き合うように

同じ海を眺め

心の傷を癒してる奴がいる

そんなこと想っていたら

いつの間にか真冬の海に向かって

微笑んでいた



あの日とは全く違う海の表情

少しの疑いもなく俺を向かえ

優しく包んでくれていた



【詩】恋心
なんで笑顔でいられるんだろう

なんでイライラするんだろう

どうして涙が溢れてくるんだろう



あなたは何処にいるの

あなたは何をしてるの

どうして胸がこんなに苦しいの



なんで恋なんか…

なんであなたを…



あなたを想うたび

心の居場所が変わる

時に切なくなる

時に楽しくなる



あなたを好きにならなかったら

わたしは誰かを好きになれたのかな

あなたの優しさ知らなかったら

わたしは優しくなれたのかな



あなたは輝いてるわ

わたしは輝いてるのかな



ねえ、苦しいの

ねえ、切ないの

でも、楽しいの



この心…

届いているのかな

たぶん…

届いていないよね

もし届いたら…

愛してくれるのかな

嫌われるのかな



壊れるくらいなら

このままで…

実るはずもない恋

それでもいいの

あなたを好きでいられる充実感

ずっと、それだけでいいの

わたしは自分に嘘つきかな

壊れるくらいなら

このままでいたい

わたしへの優しさが

愛に変わらなくても

このままでいたい



お願い…

このままずっと

好きでいさせて



【詩】空は青いのに
無表情な人波

それを飲み込んでいく建物

空は青いのに

誰も見上げようとしない

ガード下で猫が戯れている

こんなに可愛いのに

誰ひとり気に留めない

どうしてだろう

僕には温度を感じない



街の中

電車の中

人々を眺めて思う…



ホントは

みんな一人一人

頑張って生きてる

その無表情の表側は

きっと…

喜怒哀楽に満ちた

ステキな人生だと…

僕は信じる



東京の空だって

こんなに青いんだよ

ちょっとだけでいいから

見上げてみようよ



きっと・・・

優しい気持ちになれるよ


【詩】夢へと
思えば…

いつからこの業と共に生きているのだろう

高校を卒業して、専門学校へ入学してからだろうか

それとも修行先の店に入店してからだろうか


いや、そうじゃない…

床屋の三代目として生まれた僕は

そう…生まれた時からこの業と共に生きている

幼いながらも、父の背中を見て育ち

その背中に憧れを抱きながら育ってきた

時が経ち、僕自身もこの業を職とした頃から

憧れは目標と変化した

いつかは父のようになりたい…

その思いは自分自身を奮起させた



中途半端な気持ちのまま

この業に飛び込んでしまった僕にとって

父という目標が

自分自身の支えになった



さらに時が経ち

目標は超えていかなければならないことに気づいた

どんなに努力しても…

どんなに喰らい付いていっても

僕にとっては高すぎる壁

幼い想い出の中の父の背中が

嘲笑っているかのようだ

「お前にはこの壁の先へは行けない」

そう言っている



それでも僕は、我武者羅に父の背中を追いかけた

追いつけない…


何故追いつけないんだ

このまま父には追いつけないのだろうか?



ある日…唐突に父が"ポツリ"と言った

「猿真似は、所詮猿真似…」



その言葉の意味を理解できないでいる僕は

ただただ…、父の背中を追い続けた



そして…

もがき苦しみ、疲れ果て、

呆然と自分の足元を見詰めた



僕の足元には…

しっかりと刻まれた父の足跡が残っていた

そう…

ここは父の歩いて来た道だった



僕は父の歩いて来た道の上を

ただ、なぞるように通ってきただけだった

道の上にいる父は

後ろを振り返ってはくれない

僕は、しばし父の背中を睨んだ


何も語らない父…

しかし、僕には父の背中が一瞬つぶやいたように思えた

「ここまで良く付いてきたな」

「だが…俺の後を追うのはここまででいい…」



僕は途方にくれ、父の背中に叫んだ!

「俺は親父を超えるためにここまで追って来たんだ!」

父の背中は何も言わずに歩き出した



僕は歩き出す事ができなかった

ただ呆然と、確実に歩き続ける父の背中を見詰めるだけだった

父の背中が、だんだん小さくなり

やがて見えなくなった…

でも、足元を見れば

そこには父の歩いて行った足跡が残っている



僕は迷った…

父の後を、さらに追いかけるべきだろうか

別の道を探すべきなのだろうか?


しかし…

父の歩いて来た以外の道はどこにもない



またしても、僕は途方にくれた

そして、父の残していった足跡を眺めていた



どれくらい時間が経ったのだろう

僕は立ち止まったまま

父の足跡だけを見つめていた



僕は"はっ"とする思いがした

目の前の足跡に、父以外のものはない

父は誰も通っていないところを

一人で歩いて来たのだ



「君は分かったようだね」

そう僕に話かける人がいる

声の主はすぐそばにいるようである

でも、僕からは見る事ができない



しばらく沈黙が続き

僕は話しかけてみた

「おじさんは誰なの?」

すると…

「親父さんの仲間だよ」

「同じ時代を歩いて来た仲間なんだよ」

「それぞれ別々に歩いて来たんだ」

「そう…、近づいては離れ、時には励ましたり慰め合ったりしながらなぁ~」

「まだ君には見えないかも知れないけど、ここには大勢の仲間がいるんだよ」

彼は優しくそう答えてくれた



「どうして同じ道を歩かないの?」

僕は、さらに話しかけた…すると

「そうだなぁ~、私も親父さんも目指しているものは大体同じなんだけど」

「そこに辿り着くための手段が少し違っているからなんだよ」

「君と親父さんだってそうなんだろう」

「今、君はその事に気づいたんだろう」



僕は、しばし考えた

父のようになりたくて

父の背中だけを見て…

どうしても追いつけなかった自分がいる

そして今、途方にくれている自分がいる

同じ道の上を歩き

超える事だけを目標に頑張ってきた

正直、僕はまだ気づいてはいない



彼は僕の心を見透かしているように、こう話かけてきた

「君はこれから先、どうしたいんだ」

「親父さんが夢見てるものと同じものを夢見ているのかい?」

「もし、その夢が同じだったとしても同じ手段で実現させていくのかい?」

「君は親父さんのコピーなんかじゃないはずだろう」



僕は胸の奥を何かで突き刺される思いがした

そうなんだ

僕が今まで追って来たものは父であって

それは、父の見ている夢だった

じゃあ、僕の"夢"は何なんだろう

僕の頭の中は真っ白になった



「今夢見ているものがなければ、それはそれでいい…」

「大事なのは探すことなんだよ」

「自分で考え、自分で探す」

「それが、自分自身の抱く"夢"なんだよ」

「君は、そこにずっと立ち止まっていて、自分の夢を探せるのかい…」

彼は、そう言ってくれた



しばらく父の残して行った足跡を眺めていた僕は

顔を上に向けた

すると…、一陣の風が吹き

父の残して行った足跡を

砂が隠して行くのが分かる

今なら、まだ父を追えるかもしれない

でも、その未練は僕の心から消えていた



「やっと、その気になったようだな」

「これから君の歩いて行く場所は、君自身が決めなきゃならない」

「そして、一人で歩いて行くんだ」

「でも、これだけは憶えておいてほしい」

「一人で歩いていて壁にぶつかり」

「前を向いて歩けなくなった時…」

「君の周りには大勢の仲間がいるって事を・・・」

「その時、仲間は君を助けてくれる」

「そして、仲間が助けを求めている時」

「君は、放ってはおけないはずだ」

「なぜなら…方法や手段は違えども」

「君らは同じ場所を目指しているからだ」

そう…、僕の姿を見ていた彼が言った



僕の気持ちは既に吹っ切れていた

そして、ゆっくり振り返った

そこには風に吹かれて砂に消されかかっている

父と僕の辿ってきた足跡が残っている

今はただ…

しっかり心に刻んでおこう

目に焼き付けておこう…



「行くのかい?」

彼が小さな声で言った



「ええ…、俺にはまだ当てがないんですけど…」

「まず探しに行ってみます」

「何が見つかるか、何にも見つけられないかも知れないけど」

「ここにいたんじゃ、何にも見つけられない!」

「まずは歩きはじめてみます」

「そして、多くの仲間と出会い」

「多くの経験をして」

「まだ見ぬ夢を実現してみたいです」

「声をかけてくれてありがとうございます」

「おかげで目を覚ますことが出来ました」

「見ていてください」

「俺達は必ず…」

僕がそこまで言うと



「最後に一つだけ言っておこう」

「あのまま同じ夢を追っていたら、君は永遠に親父さんを追い越す事は出来なかったはずだ」

「自分の夢を見て、それを信じ、達成に向かって歩くことが大事なんだ」

「追い越すことなんかしなくていい、大事なのは自分の夢…」

彼が最後に僕に言った言葉だった



そして、ぼんやりと彼の姿が見えた気がした

それは、微笑んでいるように見えた

僕は、ゆっくりと前を向き直し

ゆっくり一歩目を踏みしめた…

父とは別のところを歩きはじめた



今までと同じ風が、少し爽やかに感じた



【詩】恋星
天に散りばめられた星を見上げてみる

冬の夜空に北極星を見つけた

見上げたままの姿勢で

星座を探してみた…



オリオン座

カシオペア座

・・・・・・



空には無数の星が光っている

キラキラと光り輝く星…

見上げていると

吸い込まれそうだね



この星たちの中に

もしかしたら

僕たちの星と同じような

生命が存在するかもしれないね



その星にも人がいて

笑ったり

怒ったり

悩んだり

・・・・・・

してるかも知れないなんて

思ってみた



もしかしたら…

僕たちと同じように

恋をして

ドキドキしてるかもしれないね



【詩】潮流
絶え間なく続く、潮の満ち引き


おそらく、それは

何万年も…

何百万年も…

いや、僕らが想像もつかないほどの長い時間

休むことなく

続いてきたもの…


僕は

この海を眺めているのが大好きなんだ



遠くから眺めていると

それは一見穏やかで

静かに同じ動作を繰り返しているようにも見える

心に落ち着ちつきを与えてくれる


波打ち際まで足を運んでみると

それは遠くから眺めていたものとはまるで違う

海の激しい息遣いが聞こえてくる

波音が全ての雑音を打ち消す…



力強く引き寄せる波は

砂浜の砂をも巻き込み

小さな貝殻や、小石までも

動かす力を持っている

僕の心を奮い立たせてくれる


何の予定もない休日

僕は

時々こうして海を眺めにくる


数年前…

この海に変化がおきた

砂浜の北側に

沖へと伸びる巨大な堤防ができた

その存在は

僕とこの砂浜に

何をもたらし

何を奪っていくのだろう



年月が流れ…

海は変わってしまった

一本の巨大な堤防の存在が

この海の姿や

生態系までも変えてしまった

潮流が変わってしまった


潮流は…

砂浜を削り取り

そこに生きる生命の存在まで

脅かしている

仮設の処置として

砂浜の少し沖に

波消しブロックが沈められた


そこには…

僕が幼い頃に見た

海の姿はない…

あの美しかった

砂浜は…



海は…

人が手を加えることもなく

その姿を変えていく

長い時間をかけて

波が砂を動かし

岩をも削る


それは…

自らの持っているパワーなのだ


そして人は…

太古より変わってきたその姿に思いをはせ

感動を憶えるのだろう


しかし人は…

自分たちの都合で

その姿を変えてしまう

あまりいいこととは思えないが

人もまた

自然界の生き物だと捉えれば

自分たちの領域を守るため

必死なのかもしれない


僕は海のように生きたいと思う

ただ…

その姿を崩してしまう存在を

しっかり認識した上で



そして屈せず

なおも荒々しく

白波を立て

絶え間ない潮流を続け

勇壮に生きたいと思う



この海のように…



【詩】ねえ~、笑ってよ!
ねえ、あんたさぁ~
なに、難しい顔してんのよ~
なんかトラブルでも起こしたんでしょ~

・・・・・・

ほら、図星みたいね
あんた、すぐ顔に出るから分かるのよ…
そんなにムクレないでよね!

そりゃね、いろんな人がいるんだから
たまには面白くない事だってあるわよ
そうやって、つまんなそうな顔しないの!

いつも、そうよね
そんなんじゃ、いつになっても彼氏なんてできないわよ!
あんただって好きな人ぐらいいるんでしょ

ほ~らね
あんた、分かりやすいのよね
あの人でしょ~

・・・・・・

だったらさぁ~
何でもっと可愛らしくできないの?
あんたって、普通にしてりゃ~
まあ、可愛い方なのよ

ねえ~、笑ってよ!

ほらほら…
もっと、目元をこうして…
もっと、口元をこうして…

ん~~…
なんか変ね…
表情が硬いのよねぇ~

・・・・・・

ねえ、そう言えば…
今度の休みに美味しいパスタでも食べに行かない?
そのお店、ケーキも美味しいのよ!
友達誘ってさぁ~

ほら、いい笑顔になったわよ!
しかし…、食い気の話に弱いわね~
あんた、その方が絶対に可愛いってば!
それならば、あの人だって…

・・・・・・

自信もって大丈夫よ
笑顔のあんたは、絶対可愛いよ!


よぉ~し!
明日も頑張るぞぉ~♪



鏡に向かって、ひとり言…
あたしって馬鹿みたいね!

でも…
鏡の中のあたしは完璧!



【詩】空へ…
お前はホント、いい奴だよ!
友達の俺が言うのも、照れ臭いんだけど
ホント、いい奴だよ!

俺だけじゃない
誰の悩みごとや、愚痴話…
自分のこと投げ出してでも
親身になって聞いてくれるもんな~

いつ頃だったかな~
お前と俺で
酒酌み交わして
お互いの "夢"
夜通し語り合ったことあったよな~

そういえば…
あの店、まだやってるぜ!
あの店のマスターも
商売ベタだよな~

あれだけ2人で飲んで
2000円には笑っちまうよ!
「マスター、ちゃんと計算してよ~!」
って言ったら…
「じゃあ~、3000円…」
だったもんな~

しかし…
お前って、写真写り案外いいよな~
この写真なんて、
お前にしちゃ~
最高の笑顔だぜ!

しかし…
なんだな~
しばらく電話も、
メールもしてこないで
忙しかったのか~

たまには俺に付き合えよ!
今まで、どこで何してたんだ!

そりゃ~
仕事が忙しいぐらい
俺だって分かってるよ!
お前が会社起こして
これからが大事な時だもんな~
でも、メールくらいしろって!

しばらくぶりに
連絡よこしたと思えば…
なんだよ、あんなハガキなんかで…
水臭いじゃね~か!

しかし…
なんだな~
今日は、なんのパーティーなんだ!
ずいぶん大勢の人が集まってるじゃね~か!

入り口から会場の中まで
埋め尽くされた花と飾りは凄いよ!

それにしても
なんで、今日のパーティーは
みんな黒服なんだ!
しかも会場中が臭せーし…

いい加減、黙って笑ってばかりいないで
なんか言えよ!

たまに会ったと思ったら
これだからな~

まあ~
招待客は俺だけじゃないから
仕方ないけどな…

今度、また2人で楽しく飲もうぜ!

それと…

それと…
なんか悩みや相談があったら
どんなことでも
今度こそ…
今度こそ…

今度こそ、ちゃんと言ってくれ!

大したこと
俺には出来ないかも知れないけど…

話ぐらいなら…
話ぐらいなら… 俺には聞けたのに!

どうしてなんだ!

お前は
どうしてそこにいる!

・・・・・・

最後に
1つだけ
俺の言うことを聞いてくれ!

辿り着けよ! … 空へ



[2006.10.30 親友空へ旅立つ]



【詩】片想い
気が付くと
君の姿を目で追いかけていた

君は別の誰かと
楽しそうに笑ってる

今は遠くから見てるだけでいい
近づくと壊れそうな気がして

一瞬…
胸が苦しくなる
君の心は僕にないのに



君がいるはずのない
都会の雑踏の中
僕の瞳はさ迷い続ける

君に良く似た子を見つけ
目を疑い立ち止まる

今は他人の空似でもいいなんて
思ってはみたけど淋しさが募る

一瞬…
胸が苦しくなる
君の心は僕にないのに



君が僕に話しかけた
僕は真っ直ぐ君を見ることができない

僕の言葉で微笑み浮かべた
僕はおどけて君を笑わせた

君の笑顔が見られるだけでいい
ピエロに主役は似合わない

一瞬…
胸が苦しくなる
君の心は僕にないのに



一瞬…
胸が苦しくなる
その間隔が
少しずつ短くなっていく


【詩】潮騒のことば
一人、砂浜を…

ゆっくり

砂の感触を確かめるように

ゆっくり歩く…

波打ち際で

寄せては返す波…

僕は、しばらく足を止めた



渚に小石を見つけ

潮騒の奏でられる…

この場所で、

波に洗われる

小石の行方を目で追っていた



僕の心の中で

想い出が蘇る…

さまざまな想いが込み上げる…



伏せ目がちにしていた目を

再び、小石に向ける…

渚の砂、

同じ場所で、

波に洗われる小石

その側で、

その様子を眺めている僕、

そして、

すべてを包み込む…

潮騒



今まで僕は…、

これから僕は…、

・・・・・・



その時、潮騒が…



自分に正直に生きなさい…



そう



囁いた気がした…



三度、渚に目を向けると、

小石は

波にさわられる事なく

同じ場所で

波に洗われている

潮騒に包まれながら…


はじめまして
皆様はじめまして
モアイと申します。。

今まで
ほんの少しですが…
mixi
の中で書いた言葉(詩)たちを
まずは
ここに移して行こうと思います。

そして、
少しずつですが
またここで
言葉たち(詩)を
ゆっくり…
ゆっくり…
綴っていけたらと思います。

こことは志向が異なりますが
モアイの日常を綴っている
ブログをご紹介します。

「気ままdeモアイ」


こちらもヨロシクお願いいたします。




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